スタッフブログ
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最終更新日:2012-05-07「こんにちは」ジョブカフェで「こんにちは」と皆さんに声をかけ7年になります。最初に皆さんにお会いしお話をさせて頂く一言が挨拶からです。入口時点から不安げに部屋の中を覘く方、恐る恐る入ってこられる方、親御さんと一緒にこられる方、目的を持って入ってこられる方、様々です。受付時では全ての方に対して「こんにちは」と声をかけます。それが私と皆さんとの関わりのスタートです。 ある日のこと、一人の方(Aさん)が来られたのです。私は、「こんにちは」とAさんに声をかけましたが無言で言葉が返ってこない。次に「今日、何しにきましたか?」問いかけましたがやはり無言。そして、Aさんに「相談希望であれば次の様なことができますよ。」来所者に説明しているように、ジョブカフェの施設の案内、利用の仕方など説明しました。Aさんの表情はまだ硬い、緊張しているのかなと推測。 今度はAさんにジョブカフェのフロアーの中に入って、色々な情報を見てまた雰囲気を感じて頂ければと思い案内をしました。Aさんは受付からフロアーの中に少しずつ進み、イスに掛けジョブカフェに設置してある情報などゆっくりと30分位見ていましたが、しばらくするとAさんから「相談がしたいのですが」と申し出があったのです。私は受付として、その一言がとても嬉しかったです。そこには先ほどまでのAさんの硬い表情はありませんでしたし、少しリラックスした様子。それから登録をして頂き、カウンセラーさんとの相談へと進みました。その後、Aさんはジョブカフェを利用し現在就活に頑張っています。早く就職出来る様、陰ながら応援しています。 そして、来所される方々に受付で7年間「笑顔で対応すること」「 一方的に話さないこと」「先入観を持たないこと」「勝手に推測しないこと」「相手の身になって話を聴くこと」を常に自分自身の心構えとして、これからも一人一人に対応していきたいと思っています。是非ジョブカフェへ相談においで下さい。スタッフ一同お待ちしております。 そして、今日も受付で「こんにちは」と皆さんに声をかけお迎えしています。
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最終更新日:2011-08-02「就職活動の一歩はジョブカフェへ」「就職が決まりました!」という採用の報告を聞く度に本当によかった!と…。 ジョブカフェはカウンセラーが6名と臨床心理士1名が相談を受けています。始めに、どんな事を相談したいのかをお聴きします。 転職したい、正社員で働きたい、適職を探したい、就職活動をどんなふうに進めていけばいいのか?等々…。 最初に自分の長所、短所、経験してきた仕事、興味のあること、価値観、能力などの自己分析をし、それを基に履歴書、職務経歴書を作成しながらどんな適職があるのかを探していきます。パソコンでの職業適性診断もしてみましょう。 カウンセラーは仕事探しについて、“どんな仕事があるか”“自分に合った仕事の選び方のポイントとは”等々個別に相談者の気持ちに添いながら支援をしています。 各種の就職支援セミナー、実際に働いてみる職場体験、職業訓練情報の提供などその方のニーズに合わせた様々な就職支援のメニューがあります。 その後、ハローワークでの求人紹介に応募し、その紹介先に合わせた履歴書・職務経歴書・添え状の添削及び面接の練習なども行っているのでその都度ご相談ください。 皆さんの就職したいという強い思いがあれば、ジョブカフェは、その機能を最大限に活用して皆さん一人、ひとりに合わせた丁寧な就職支援をしていきます。 一日も早く「採用が決まりました!」の声をお聞かせください。 スタッフ一同お待ちしております !! 「はたらく」とは? 「働く」とは「傍(はた)」が「楽(らく)」になること。周りの人々が楽になるという意味です。上司や先輩から頼まれた仕事をして「助かったよ。」と声をかけられた時、自分が働いたことで周りの人たちが助かった、「楽」になる。それだけではなく、人を幸せにする商品やサービスを通して世の中の人々に喜んでもらえる「楽」にすることができます。 人が楽になり喜んでもらえることが仕事のやり甲斐に繋がり自らも成長していくことができる。そんな『傍楽』に出会えますように。
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最終更新日:2011-05-13「私のファーストキャリア」それは19歳の時。今でいう「就活」中は未成年ということもあり、仕事を決めるにも親の承諾が必要な年代でもありました。やりたい仕事を伝えてもなかなかウンと言われず、ただダメダメ!の一言で終わり。その時はその理由など知る由もなく、あとあとわかったことですが子供の一人くらいは手元に置きたかったようです。私の中では「早くこの家から出たい!」という思いだけで、仕事の内容は二の次でした。そのため、卒業してもなかなか仕事が決まらず、一人不安な日々を送ることになってしまいました。4月に入っても進展がなく、内心焦っていました。あの時代に就職支援機関があったら真っ先に飛び込んで、自分の思いを聴いていただいたに違いありません。 そんな時、声をかけて下さったのが担任の先生でした。卒業した生徒にもかかわらず、なぜか気にかけて下さり、「私の夫が勤めている高校で事務員を募集していますが、どうですか?」との電話をいただきました。両親は、私の気持ちも聞かず快諾し、内心、仕事が決まった嬉しさと当分この家からの巣立ちはできないな、と複雑な思いで納得した記憶があります。 そんなこんなで初出勤の日を迎えました。緊張もさることながら、「これから私に何ができるだろうか?」と考え、経験も資格もない、ただ先生つながりで雇われた身(今ならば、立派な人脈力ではないか)。ならば、「できることから始めよう」と考え3つの目標を掲げました。 1 誰よりも早く出勤し、掃除をしよう 2 先生の名前と顔を一か月で覚えよう 3 校歌を覚えよう こうしてみると、できることのなんと少ないこと。正直これくらいしか見当たらなかったのです。 当初はできることの限界もありましたが、周りとの関係を築くことで序々に仕事も増え、少しずつ信頼される存在になりました。また、先生や生徒さんとかかわり合う中で、「この仕事は自分の適職では?」と思うようになりました。 ここで一つのエピソードを紹介しましょう。 仕事にも少し慣れたある日、事務長に叱られました。これまで父から幾度となく叱られ、慣れていたはずなのに、その時は上司から叱られたことが堪えました。しかしそこは社会人。事務長の前ではグッと堪えた!まではよかったのですが、宿直室に駆け込みワンワン泣いてしまったのです。 今思えば、泣くほどのことでもなく、叱られたのでもなく、注意ぐらいだったのでしょう。ただ、事務長の叱り顔があまりにも怖かっただけだったのかもしれません。泣き顔や恥ずかしさでいっぱいいっぱいだった私は、出るに出ていけず途方に暮れていました。そんな時、同僚が様子を見に来てくれ、無事、仕事に戻ることができたのです。 このことは、社会人としてあってはならない行動(職場放棄)、感情のコントロールができなかった(泣く)、そして同僚とのかかわり(絆)これらを学ぶ大切な出来事であったことは言うまでもありません。 こうして事務員として実績を積む一方、私にはどうしても叶えたい目標がもう一つありました。「自立」という名の転職です。転職にあたり、私のファーストキャリアがヒントをくれました。 仕事をする上で、「人の役に立ちたい」「人と関わる仕事がしたい」という思いは変わらず、そしてその環境の中で働いたことで、何の迷いもなく公務員になろうと決心しました。 そして21歳の時、念願だった公務員と実家からの自立を同時に叶えることができたのです。
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最終更新日:2011-01-28「私にはできない」私は自分と比較して凄いなあと感じてしまうと、ついつい「わあ、スゴイ!!でも私にはできないなあ」と言葉にしてしまうことがよくあります。 「どうしてそう思うのか?」と聞かれたら「だって○○だし、△△だし、それにXXだし・・・・」できないと思う理由なら次から次へと溢れてきます。できない理由を探すのは本当に簡単で、すぐに見つけられるし、たくさん見つけることができます。一方で「何ができるのか?」と聞かれると言葉に詰まることが多々あります。あれ?そもそも「できる」って何だっけ?「できる」ってどの程度?自分にはできることなんてないんじゃないか・・・色々なことが頭をよぎり、見つけることすら困難な時もあります。 「できないこと探し」はあんなに簡単だったし、そもそも「できない程度」なんて考えたこともないのに、いざ「できること」となると言葉の意味から考えてしまう。これは一体どうしてなんでしょうね。振り返ってみると、この考え方、感じ方の悪い癖は色々なところに出てくることがありました。 部活で試合に負けた後「だってあの学校はほとんどスポーツ推薦だし」、入社した会社でわからないことがあると「だって研修なかったし」・・・他にも思い出すことはたくさんあります。 でも、ある時にハッと気付きました。あれ?他の人に期待しすぎて、自分から主体的に動くことができてなかったんじゃないか。部活の時も、負けて悔しかったなら自分なりにもっと上手になる方法を考えたり、教えて下さいと手をあげたり、他の人より時間と回数をかけて練習したりすることもできたはずだし、会社でわからないことがあった時も、自分で本を買って調べたり、上司に聞くこともできたはずでした。今改めて考えると、この考え方の癖があることで時間を無駄にしてしまったなあとも思ってしまいます。 最近は、自分の癖と上手に付き合えるようにしています。相変わらず「できない」と思ってしまうことは多々ありますが、その次には「どうしたら少しできるようになるのか」ということも一緒に考えるようにしています。この時のポイントとしては、「今よりも少し」できるようになる方法を探すことです。目標が高すぎるとすぐに達成できないので継続して頑張ることができないからです。いつかここまでできる自分になりたい!と思ったら、じゃあ今月そのためにできることは何か、今週できることは何かを考えて、それを実行してみます。そしてその後検証するようにしています。目標が達成できなかったとしたら、目標が高すぎたのかもしれません。 就職活動をしていると、もしかしたら私と同じように「だって○○だから難しいよ」と感じてしまうことがあるかもしれません。その時には少しだけ「どうしたらできるようになるか、近づけるか」を考えてみて下さいね。考えつかないときには、諦めず人に相談してみて下さい。自分にはない新しい考えや、方法を他の人は知っているかもしれませんよ。
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最終更新日:2010-12-15「One for all」年の瀬が迫り、何となくあわただしさを感じる師走です。今年は例年にない酷暑の夏と小さな秋が通りすぎていった1年でした。寒い冬は苦手なのですが、好きなラグビーの季節でもあります。この時期はトップリーグ、大学選手権、高校選手権と見逃せない試合ばかりが続きます。 ラグビーワールドカップ2019年は日本での開催が決定しています。日本のラグビー世界ランキングは現在、95ヵ国中13位です。ちなみに1位はオールブラックスのニュージーランド、2位がワラビーズのオーストラリアですが、しかし、人気度はいま一つで、関東大学ラグビー対抗戦の早慶、早明戦は国立競技場が満員になるのにジャパンラグビートップリーグの平均観客数は5,000人弱とまだまだ認知度が低いのが現状です。 このスポーツは小さい人、大きい人、足の速い人遅い人、それぞれの特性を生かし役割を分担し、15人が協力して楕円形のボールをゴールにつなげます。選手は、ゴールやコンバージョンキックを入れても派手なガッツポーズをすることは殆どありません。これは「一人は皆のために、皆は一人のために」というラグビーの精神を表しています。“One for all, all for one”という言葉を皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。これは社会生活にも通じるものと思います。きれいごとを言っても、本来は自分自身のために行動するのですが、この精神は常に持ち続けたいものです。ラグビー試合は審判の“No side”という掛け声とホイッスルで終了します。試合後は敵も味方もないという意味で、お互いの健闘を称え合うのです。 私たちもラグビーを知らない人も、知っている人も、このような心を持ち合わせて生活することができれば、少しは住みやすい社会ができるのではないでしょうか。