「私にはできない」
最終更新日
2011-01-28
私は自分と比較して凄いなあと感じてしまうと、ついつい「わあ、スゴイ!!でも私にはできないなあ」と言葉にしてしまうことがよくあります。
「どうしてそう思うのか?」と聞かれたら「だって○○だし、△△だし、それにXXだし・・・・」できないと思う理由なら次から次へと溢れてきます。できない理由を探すのは本当に簡単で、すぐに見つけられるし、たくさん見つけることができます。一方で「何ができるのか?」と聞かれると言葉に詰まることが多々あります。あれ?そもそも「できる」って何だっけ?「できる」ってどの程度?自分にはできることなんてないんじゃないか・・・色々なことが頭をよぎり、見つけることすら困難な時もあります。
「できないこと探し」はあんなに簡単だったし、そもそも「できない程度」なんて考えたこともないのに、いざ「できること」となると言葉の意味から考えてしまう。これは一体どうしてなんでしょうね。振り返ってみると、この考え方、感じ方の悪い癖は色々なところに出てくることがありました。
部活で試合に負けた後「だってあの学校はほとんどスポーツ推薦だし」、入社した会社でわからないことがあると「だって研修なかったし」・・・他にも思い出すことはたくさんあります。
でも、ある時にハッと気付きました。あれ?他の人に期待しすぎて、自分から主体的に動くことができてなかったんじゃないか。部活の時も、負けて悔しかったなら自分なりにもっと上手になる方法を考えたり、教えて下さいと手をあげたり、他の人より時間と回数をかけて練習したりすることもできたはずだし、会社でわからないことがあった時も、自分で本を買って調べたり、上司に聞くこともできたはずでした。今改めて考えると、この考え方の癖があることで時間を無駄にしてしまったなあとも思ってしまいます。
最近は、自分の癖と上手に付き合えるようにしています。相変わらず「できない」と思ってしまうことは多々ありますが、その次には「どうしたら少しできるようになるのか」ということも一緒に考えるようにしています。この時のポイントとしては、「今よりも少し」できるようになる方法を探すことです。目標が高すぎるとすぐに達成できないので継続して頑張ることができないからです。いつかここまでできる自分になりたい!と思ったら、じゃあ今月そのためにできることは何か、今週できることは何かを考えて、それを実行してみます。そしてその後検証するようにしています。目標が達成できなかったとしたら、目標が高すぎたのかもしれません。
就職活動をしていると、もしかしたら私と同じように「だって○○だから難しいよ」と感じてしまうことがあるかもしれません。その時には少しだけ「どうしたらできるようになるか、近づけるか」を考えてみて下さいね。考えつかないときには、諦めず人に相談してみて下さい。自分にはない新しい考えや、方法を他の人は知っているかもしれませんよ。