「ストレスをうまく解消するには」

最終更新日 

2010-09-01

 就職活動をしていると、どうしても悩みや疲れによるストレスはたまりやすくなります。仕事に関する悩みも当然ありますし、それに加え自分の性格、人間関係、家族、心身の健康、自分の生き方など、自分に関する悩みも抱えることも多いです。これらのストレスを抱えたまま就職活動を続けるのはかなりハードですので、たまったストレスをそのままにしておくのではなく自分なりの方法で少しでも解消していくことが必要となります。

 ストレスを解消する方法として基本的なものは「睡眠を十分にとって休養する」ことです。心身の疲れを長期間引きずって生活していると、体調も崩しやすくなりますし精神面でもイライラが積み重なって気持ちにゆとりがなくなります。こういった時は思い切って早めに寝て十分に睡眠をとると、翌朝にはすっきり目覚めることができ気持ちにゆとりが生まれることが多くなります。
 「自分の好きなことをして気晴らしをする」ことも有効です。就職活動の期間が長くなればなるほど疲れやストレスはたまっていきます。そこで、就職活動に行き詰ったり疲れを感じたりした時に、自分が好きなこと、やりたいことをごほうびとしてすることで、たまった疲れやストレスを発散させることが大切になってきます。友達と会う、飲み会をする、スポーツをする、おいしいものを食べる、温泉に行く、映画に行く、自分の趣味に没頭する、1日家でのんびりするなど、人によって内容は違うかと思いますが、自分なりの気晴らしの方法を日頃からみつけておいて、それをストックしておくといいと思います。

 また、最近では「ストレスがたまりやすい考え方を変える」ことも注目されています。自分に自信がなく自責の念が強い人は、何かうまくいかないことがあると全部「自分が悪いからだ…」と思いがちです。実際はその人が悪いわけではないことが多いのですが、過剰に自分を責めることで悩みやストレスが積み重なっていきます。例えば、採用人数3名のところに100名が応募した会社で面接試験を受けて不採用だった場合に、自分を責めやすい人は「不採用なのは自分が悪かったからだ…やっぱり自分は何をやってもダメなんだ…」と思い落ち込んでしまいます。一方で「100名も応募があって3名しか採用されないんだから不採用でも仕方ない」と自分のせいにせずあっさりあきらめる人は、そうすることで自分に過剰なストレスをかけることを防ぐことができます。事実は会社の方にしかわかりませんので、不採用の理由をあえて自分のせいにしないことで少しでも自分にストレスをかけないよう心がけるのも1つの方法です。

 就職活動はかなりの労力を要するものですので、それを乗り切るには自分の心身の状態をコントロールすることが大切です。その際に、今まで述べてきたようなことも参考にしていただければ幸いです。