「コミサロ」ってなに?

最終更新日 

2013-07-05

皆さん、みやぎジョブカフェで開催している「コミュニティサロン(略してコミサロ)」はご存知ですか?

 コミュニティサロンとは、ジョブカフェ内で約10名の若者と企業の方、そして司会役がテーブルを囲み、リラックスした雰囲気の中で、お話していただくものです。

    今年度第1回目のコミュニティサロンは、富谷町に本社がある「東洋刃物株式会社」人事課長小林様に講師としてお越しいただきました。
     今回参加した9名は全員男性。
  コミサロ史上おそらく初めての事です。  皆さん、最初は緊張した様子で自己紹介を行います。
  次に講師の方から、事業内容や業界の現状を説明いただきます。

 講師の方の経験談や率直な意見を伺っていると、しだいに緊張が解けていったようで、参加者から意見や質問も聞かれるようになりました。


 東洋刃物株式会社では工業用刃物を製作しており、その種類は多種多様です。

 紙を切る刃物(レジスターのレシートからお札まで!)肉や魚・木材を切る刃物、そして南極の氷床を掘削する刃物まで、用途に応じて様々です。

 工業用の刃物は、何を切るかによって形状などを変えていく必要があるため、注文を受けてから設計し製造をしているそうです。まさにオーダーメイドのお仕事なのですね。

 お客様のニーズに応じて製作した刃物は、そのお客様のためだけのもの。
 だから大量に注文がくる事もなく、あまり利益がでない事もあるそうです。
 でも、「良いものを作った」という満足感と品質に対する自信となり、それが「ぜひ東洋刃物にお願いしたい」というお客さまからの大きな信頼に繋がるようです。


 小林課長のお話の中で「高校を卒業したら、勉強しなくても良いと思った。しかし、会社に入ってからのほうが勉強している」という言葉がありました。

 この言葉に私は、深くふかーく、うなずいてしまいました。

 学生の時は、先生が嫌でも授業をしてくれましたが、社会人になったら自分から動いて知識を身につけないと、目の前のことができません。

 何が問題で、解決するためにどうしたら良いのか」「もっと良くするためには、どうするのか」を自分で探し、みつけ、行動する…探す力、発見する力、乗り越える力を獲得していく必要があるのだということを、十数年の社会人生活で嫌というほど思い知り、今も思い知ってる最中です。

 学生のみなさんは、昔の私と違い真面目に勉学に励まれている事でしょう。学校で教わる様々なことと一緒に「必要な事を学ぼうとする気持ち、学ぶ方法の探し方」を身につけると、どのような職業に就いても、きっと仕事が楽しくなると思います。
 そして、就職活動・転職活動をしているみなさん。 
 みやぎジョブカフェで今、自分に必要な「何か」を発見するところから始めてみませんか?

 キャリアカウンセリングやセミナーに参加することで、今まで見えなかった「何か」が私みたいに見えてくるかもしれませんよ?